・イスラエル国に関する情報(2010年3月現在)
1.面積 21,946km2(日本の四国程度)(注1)
2.人口 644万人(2001年)
3.首都 エルサレム(注2)
4.人種 ユダヤ人81.2%、アラブ人その他18.8%(2001年)
5.言語 ヘブライ語、アラビア語
6.宗教 ユダヤ教77.4%、イスラム教15.3%、キリスト教2.12%、ドルーズ1.6%(2001年)
(注1)数字はイスラエルが併合した東エルサレム及びゴラン高原を含むが、右併合は我が国も含め国際的に承認されていない。
(注2)国際的には認められていない。
7.略史
ユダヤ民族の歴史は聖書の創世紀に始まる。紀元前10世紀古代王国が栄えるが、やがて王国は北と南に分列し、アッシリアと新バビロニアに滅ぼされる。その後ギリシャ、ローマの勢力下におかれた。ローマの圧政に反乱を起こすが、鎮圧されて古代ユダヤ史は幕を閉じる。以後2千年近くにわたりユダヤ民族は世界各地に離散。19世紀末欧州でシオニズム運動が起こり、20世紀初頭よりユダヤ人のパレスチナ移住が増大。1947年国連総会はパレスチナをアラブ国家とユダヤ国家に分割する決議を採択、イスラエルは右決議を受入れ1948年独立を宣言。1948年、56年、67年、73年とアラブ周辺諸国と4度にわたり戦争。その後、79年にエジプトと平和条約を締結。現行和平プロセスにおいて、94年10月ヨルダンと平和条約を締結。PLOとは、93年9月、相互承認を行い暫定自治原則宣言に(オスロ合意)に署名。その後、暫定合意に従い、イスラエルは西岸ガザの主要都市から撤退し、代わってパレスチナ暫定自治政府による自治が実施されている。